『魔導具師ダリヤはうつむかない』の北朝鮮アニメ制作の何が問題か解説!
背景
テレビアニメ『魔導具師ダリヤはうつむかない』は7月6日よりMBSなどで放送が決定されました。第2弾キービジュアルとPVも公開されファンの期待が高まっています。しかし、制作過程で北朝鮮の制作会社が関与していた疑惑が浮上し、大きな問題となっています。
問題の発覚
公式発表によると制作委託が中国の制作会社を経由しその中の1社がスタッフリストの提出を拒否しました。
このため北朝鮮の関与の可能性が否定できず該当部分を国内スタッフにより再制作することが決定されました。
アニメ制作を国外に委託することは割とよくあるからな。
この点だけなら特に問題もないんだが…。
今回は相手が相手なだけにデリケートな話になっちゃったわけか。
なぜ問題になったのか?⇨制裁違反の可能性
北朝鮮は国際的な制裁対象国であり同国の企業との取引は制裁違反となる可能性があります。
アメリカ政府は北朝鮮のIT労働者が身分を偽って国外で働いていることを警告しておりこれがアニメ制作にも影響を及ぼしていることが考えられます。
もし関与が確認されれば関係企業は国際的な制裁に抵触するリスクが高まります。
倫理的問題
日本のアニメ文化が制裁逃れや外貨獲得の手段として利用されることは日本のアニメ業界全体にとって大きな倫理的問題です。
特に、北朝鮮がアニメ制作に力を入れていることから意図せずその活動を支援してしまうことが懸念されています。
透明性の欠如
制作委託が複数の会社を経由して行われその中でスタッフリストの提出を拒否する会社が存在することで、実際の制作過程が不透明になっています。
このような状況は制作過程の透明性を確保する上で大きな課題となります。
3次受けの4次受けとかになるともう把握しきれないということね。
アニメ好きならあまり目をそむけてはいけない問題だよな。
『魔導具師ダリヤはうつむかない』の北朝鮮アニメ制作の何が問題か?:公式の対応2024/6/16更新
公式は6月7日に「制作に関わったスタッフの調査を行った結果、本製作委員会から制作委託を請けた颱風グラフィックスから日本の制作会社へ、同社から中国の制作会社へ、更にそこから別の中国の制作会社へ一部の作業が委託されたことが判明しました」と説明しました。
また、これらすべての委託先に対し、作業スタッフを特定するため各話に関わったスタッフリストの提出を求めましたがこれに応じない会社が1社あったため北朝鮮の関与の可能性が否定できないと判断し該当部分をすべて国内スタッフにより制作し直した上で放送することを決定しました。
「なんか最近スタッフロールで外国の方の名前増えたなー」というのはエンディング見ながらどのアニメも感じてたわ。
「グローバル化」といえば聞こえはいいが…。
これからの業界の行く末にも影響がある問題だよな。
今後の対策とまとめ
今後のアニメ制作においては委託先も含めて適正な制作プロセスの徹底に努めるとしています。
具体的には、各制作委託先の詳細な調査と透明性の確保を進めることで、同様の問題が再発しないよう取り組むことが求められます。
見出し | 内容 |
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問題の発覚 | 北朝鮮の制作会社が関与していた疑惑が浮上。制作委託が中国経由で行われ、スタッフリストの提出を拒否する会社があった。 |
制裁違反の可能性 | 北朝鮮は国際的な制裁対象国であり、同国の企業との取引は制裁違反のリスクがある。 |
倫理的問題 | 日本のアニメ文化が制裁逃れや外貨獲得の手段として利用されることは倫理的問題。 |
透明性の欠如 | 制作委託の過程で透明性が欠如しており、実際の制作過程が不透明。 |
公式の対応 | 該当部分を国内で再制作。今後は制作プロセスの適正化を徹底。 |
今後の対策 | 制作委託先の詳細な調査と透明性の確保を進め、同様の問題が再発しないよう取り組む。 |
まとめ | 制作過程での北朝鮮の関与疑惑は制裁違反や倫理的問題を浮き彫りに。公式の迅速な対応で放送は予定通り。今後は制作プロセスの透明性と適正性が重要。 |
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